最近、副業などでWEBライターになる人が増えてきています。
ところが、ほとんどが“ほんのお小遣い稼ぎ”程度の安いギャラで仕事をしています。
「こんなんじゃ、コンビニやスーパーのレジ打ちでバイトした方がマシだ」
と単価交渉するものの、「他にやりたい人がいるし、嫌ならいいよ」とクライアントに却下されて交渉決裂。
そんなライターさんが学ぼうとするのが、「SEOライティング」です。
Googleで上位表示できるライティングができれば、他のライターと差別化できて単価アップにつながるからです。
では、SEOライティングは独学ができるでしょうか？
自信を持って、「独学できます！」と言えます。
SEOライティングを独学する上で、もっとも大事なこと
SEOライティングを独学する上で大事なことは、以下の通りです。
書籍や講座などで勉強する前に、最初にやらないといけないことです。「〇〇を外さなければ超簡単です」の〇〇の部分ですね。
- SEOライティングの目的を明確にする。
- 全体像の掴んで、スキルアップをイメージ化する。
一つひとつ解説しましょう。
SEOライティングの目的を明確にする
何のためにSEOライティングするのかを知らずして、マスターすることはできません。
SEOライティングの目的は、目標キーワードで検索エンジンに上位表示させることです。
目標キーワードは、ウェブサイトや個別記事をどのような検索キーワードで上位表示させるのかを定めたものです。
たとえば、目標キーワードを「ダイエット 食事」と定めたとしましょう。
もし目標キーワードで検索エンジンで上位表示できたら、「ダイエットできる食事」について知りたい多くの検索ユーザーがあなたのWEBサイトや記事に訪問します。
つまり、集客できます。
このように目標キーワードで上位表示させ、集客することを目的にしたライティング技術がSEOライティングです。
目的を忘れると、余計な情報に振り回されたり、商材屋に騙されたりするため、常に「この技術は、どうして上位表示につながるのだろう？」と考える習慣を持つようにしましょう。
目的意識を持つことで、有益な情報を取捨選択できるようになります。
全体像の掴んで、スキルアップをイメージ化する
SEOライティングの全体像をざっくりで良いので、掴んでおきます。
あなたが不足している知識やスキルは何か、何を学ぶ必要があるのかをイメージします。
SEOライティングを体系的にまとめてある情報は、古いものが多いです。
Googleのコアアップデートも年に3回～4回ありますし、最新の情報は常に更新されるため、断片的な最新の情報を集めながら、学んでいく必要があります。
もし全体像が無いと、迷子になってしまいます。
では、SEOライティングの全体像とはどのようなものでしょうか？
簡単に書くと、以下の通りです。
- Titleタグ、Hタグ、メタディスクリプション(meta description)の設定方法をマスターする。
- 目標キーワードとの関連性を高める。
- GoogleのAIが理解しやすい文章構造で文章を書く。
- ページのE-A-T（専門性・権威性・信頼性）を高める。
- 検索ユーザーを満足させる。
最初のうちは理解できなくて当然ですが、各用語だけは実際にGoogleで検索して、おおまかに頭に入れておきましょう。
Googleで調べる癖をつけましょう！
上記の場合、「Titleタグ」や「E-A-T」などの専門用語を検索します。
SEOライティングの教科書は必修です
「SEOライティングの教科書は何ですか？」と質問されたら、ぼくはGoogleの検索エンジン最適化スターターガイドと答えています。
SEO全体の教科書ですが、基本的なことが書かれているので、SEOライティングだけを学びたい人も知っておいた方が良い内容です。
スターターガイド
Googleが提供している教科書です。
初心者を対象にSEOのやり方を解説しています。
誇大広告に騙されて高額なSEOコンサルやSEO高額塾をいきなり受講する人がいますが、学ぶ順番を間違えています。
まずは、Googleスターターガイドを読みましょう。そして分からないことや知らない用語が出てきたら、Googleの検索エンジンで検索します。
あなたが検索エンジンを使っていないのに、検索ユーザーに対して有益な情報は提供できません。
分からないことがあったら、すぐにGoogleで調べる癖をつけてください。
なお、Googleは、スターターガイド以外にも有益な情報を提供しています。
併せて学びましょう。
その他のGoogleが提供している有益な情報
スターターガイド以外では、クイックスタートとウェブマスター向けガイドラインが参考になると思います。クイックスタートは、基本的なことを知っている人は読む必要はありません。
クイックスタート: Google 検索の基本を学ぶ
検索エンジンの仕組みなどについて学びます。
ウェブマスター向けガイドライン
ウェブマスター向けガイドラインは、一般的なガイドラインとコンテンツ固有のガイドライン、品質に関するガイドラインに別れています。
一般的なガイドラインでは、Googleや検索ユーザーがページを理解できる方法などについて書かれています。
コンテンツ固有のガイドラインは、画像や動画について、説明しています。
品質に関するガイドラインは、主に不正行為について、解説されています。
不正行為をすると、ペナルティーを科せられ、検索順位を多いく落としたり、インデックスから削除されます。不正行為について、理解してください。
なお、SEOコンサルの中には、裏技として不正行為を推奨するどんでもない人もいるので、万が一コンサルを受講する場合は、どのような手法を用いるのか確認した方が良いでしょう。
知らなくてペナルティーを受けて、折角作成したコンテンツが闇に葬られたら洒落になりません。
十分に注意してください。
SEOライティングを独学するときに役立つ本は？
SEOライティングに限らず、本で学ぶのは独学の定番ですよね。
本で学ぶメリットは体系的に学べることです。一方、デメリットは情報が少し古いことです。
ですから、あくまでも参考書と考えてください。
では、どのような本を読めば良いのでしょうか？
世の中にはあまりにも多くSEO関連の本が出版されていますが、役に立たないものも多いので、ぼくが選びました。
実際にぼくが読んで役に立ったと思う本です。全然ダメだった本は、触れていません。
沈黙のWebライティング
ウェブライダーの松尾氏の名著で、姉妹本「沈黙のWebマーケティング」と一緒に、多くの人がおすすめとして紹介している本です。
「沈黙のWebライティング 」は、ストーリー形式で飲みやすく、SEOライティングの基本的なノウハウが詰め込まれています。
なお、個人的には、沈黙のWebマーケティングの方は読む必要はないと思っています。
一番最初に読みたい本ですね。
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いちばんやさしい新しいSEOの教本
検索に強いサイトの作り方について、人気講師が教えます。
SEOライティングだけでなく、SEO全体の基本的な知識を身につけるのに最適です。
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世界一やさしいブログSEOの教科書1年生
鈴木将司著
同じ出版社から出ている「世界一やさしいブログ教科書1年生」とタイトル名とパッケージが似ているので、間違わないようにしましょう。
本書は、全日本SEO協会 代表理事の鈴木将司氏がブログSEOについて書いた本です。
内容が新しいので選びました。
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余裕があったら、同著のSEO検定の一問一答も購入してやってみましょう（テキストは不要）。特に、3級がもっとも重要です。
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紹介した本はすべて読む必要はありません。
その代わり、1冊を3回以上読んでください。よく1回だけ読んで、メモにまとめてマスターした気になっている人がいますが、1回読んだだけで100%理解できません。
また、知識として定着しません。
面倒でも、繰り返し学ぶことが大切です。
まとめ
SEOライティングを独学する方法について、記事をまとめましたがいかがだったでしょうか？
世の中にも有料無料を問わず、非常に多くのノウハウがあります。
どの情報も似たり寄ったりかというとそうではなく、玉石混淆で、なかには害にしかならない出鱈目な情報も混ざっています。
だからこそ、必ず検証することを忘れないでください。
学んだことは実戦で試して、理解を深める姿勢が大事です。
なお、ぼくの方でも、SEOライティングの講座を用意しております。短期集中で完成させたい人は受講をおすすめします。
