セールスライティングは、どうやって書いていますか?
ほとんどの人は型を使っていると思います。
実際、AIDCASや、AIDMA、AISAS、PASONA、QUESTなど、セールスライティングには色々な型があります。
このうち、AIDCAS(アイドカス)の法則はどういった型でしょうか?
分かりやすく解説したいと思います。
AIDCASの法則は、どんなタイプのセールスライティングなのか?
AIDCASの法則は、プラス訴求のセールスライティングの型です。
たとえば「このままだと、大変なことになりますよ。だから購入しなさい」のような見込み客を脅すようなことはしません。
〇〇など良いことがあります。だから購入しましょう!!
というように、プラス感情を刺激します。
商品には、苦痛を避けるタイプと、快楽を得るタイプに大別できますが、AIDCASは後者の商品タイプをセールスする場合に適しています。
ですから、悩みが深い人にAIDCASの法則を使っても、あまり心に響きません。
もしあなたが太っていて悩んでいたとしましょう。「醜いから、もうちょっと痩せた方が良いよ?」と心無い言葉を友達や彼氏に浴びせられたら、辛いですよね。今すぐにでも痩せたいと思うはずです。
そんなときに、
モデルのような体型になりたくありませんか?モデルのような体型になりたくありませんか?
と書いていたらどう思いますか?
「別に特別な人になりたいわけではなく、今は人並みに痩せたいだけなんです」
と考えるでしょう。
あまりにも自分の希望とかけ離れているものを提案されたら、他人事になってしまうからです。ひどい場合には、「詐欺では?」と疑う原因となります。
AIDCASの法則は、悩み解消などの商品ではなく、欲求を満たす商品などで力を発揮します。
たとえばダイエットならば、元々スタイルが良い人がさらに完璧を目指せる商品を売り込むときに使うと、どすんと相手の心に響きます。
AIDCASの法則を具体的に解説する
では、AIDCASの法則について具体的に見てみましょう。
AIDCASの法則は、以下の頭文字を取ったものです。
- Attention(注意・注目)
- Interest(関心)
- Desire(欲求)
- Conviction(確信)
- Action(行動)
- Satisfaction(満足)
Attention(注意・注目)
Attentionは、見込み客の注意を引き付けます。ここで失敗すると、読んでもらえないため、もっとも大事です。
キャッチコピーやイメージ写真などを駆使します。
文章は読み始めがもっともストレスがかかるため、ちょっと強引ぐらいがちょうど良いです。
たとえばダイエットグッズの販売の場合でしたら、ビフォーアフターの画像を見せて、「こんなにも効果があるんだ!」と注目させます。
Interest(関心)
Interestでは、商品を紹介して関心を抱いてもらいます。どんなことができる商品なのかを説明し、理由や根拠を明確にし、説得力を持たせます。
たとえば、「このダイエットグッズを使い続けたら、体重が少しずつ落ちていきます。なぜなら脂肪燃焼効果があるからです」のように書きます。
客観的なデータや資料があれば添付し、信頼性をアップします。
Desire(欲求)
Desireでは、商品を実際に使ってみたいという気持ちにさせます。
実際に使ったところを想像してもらい、どんな素晴らしい未来が待っているのかベネフィットを伝えます。
実際にダイエットグッズを使っている場面や、ダイエットに成功して友達や彼氏に褒められているシーンを想像させ、どうしても欲しいという気持ちに促します。
Conviction(確信)
Convictionは、迷いを取り除いて商品を購入したい状態にします。
商品を購入する上での不安材料を解消します。危険はないのか、評判は良いのか、支払い方法は見込み客になっているのかなど、想定される不安材料を一つひとつ潰していきます。
お客様の声や口コミ、会社の実績などを記載してもOK。
- このダイエットグッズは、売れているの?
- ケガした人いるの?
- 壊れることないの?
などなど想定される質問に答えていきます。
この辺は、対面セールスと同じです。
Action(行動)
Actionは、背中をポンっと押してあげて、行動を促します。簡単にいうと、クロージングです。この時点で見込み客は購入する気が満々。
ここで、背中を押します。希少性や限定性を強調するのも有効です。
「実際に使ってみませんか?」のひと言でも構いませんので、必ずクロージングします。
Satisfaction(満足)
Satisfactionは、アフターフォローや保証などを提示し、満足感を与えます。
感謝の気持ちを伝えることも大事。
たとえセールスに失敗しても、別の機会に受注することがあります。最後まで誠実に対応しましょう。
AIDCASの法則の実例は?
具体的に「〇〇のLPがAIDCASを使っていて、大変参考になります」、と紹介しても良いのですが、販売に使われているLPを解析して仕掛けを明確にするのは、営業妨害になる恐れがあるため、自粛したいと思います。
AIDCASの法則は、採用しているLPが多いため、実例には困らないはずです。実際に、いろいろなLPを骨組みだけにしてどんな文章構成になっているかを調べてみてください。
答えを誰かに教えてもらうより、実際に自分で手を動かして学んだ方が身につきます。
ぜひ、試してみてください。
まとめ
AIDCASの法則についてまとめました。
AIDCASは、プラス感情を刺激するものですので、使用できる商品も自ずから決まってきます。
どんな商品に対しても、AIDCASの法則を無理矢理に使おうとする人がいますが、さほど効果がないので止めましょう。
マイナス感情を刺激するものは、PASONAの法則が代表的です。別の機会に紹介しましょう。