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就活に役立つ自己紹介文の書き方|由実さん編【ライティング講座 その8】

自己紹介文の書き方 無料ライティング講座

ライティング講座 その8は、就職活動や転職活動に役に立つ自己紹介文の書き方です。ちょうど受講者の由実さんが転職活動中ということなので、課題にしました。

中途採用試験の場合、一般的に履歴書と職務経歴書が応募書類です。でも、転職になれている人は自己紹介書(自己PR文)を添付します。絶対に有利だからです。

ぼくも何度もか転職活動をしていますが、自己紹介書を添付しているときと、していないときでは採用担当者の反応が全然違います。
やったことがない人は是非試してみてください。ぼくに感謝するはずです。

  • 履歴書:学歴や職歴など自分の状況を記した書類。
  • 職務経歴書:過去に従事した職務や地位、職務内容を記した書類。
  • 自己紹介書:自分の強みをアピールするための文書

では、早速講座に移りましょう!

由実さんへの課題「自己紹介文の書き方」

作成条件

由実さんは、今の会社を辞められた後、再就職されると思います。
応募書類は、履歴書と職務経歴書以外にも、自己紹介的な手紙を添えましょう。
他の応募者との差別化は大事です。

というわけで、今回の課題は自己紹介文です。
プライベートなことなので、事実と異なっていても構いません。忙しいと思いますが、今週中にお願いします

由実さんの提出文

[自己紹介文]

△△株式会社採用担当者様
岡田由美と申します。

前職では、アパレルメーカーの〇〇株式会社で商品企画を担当しておりました。
入社3年目に企画した藍染めのワンピースがヒットし、その後、伝統工芸タイアップシリーズが恒例化することになったため、商品企画責任者を任されるようになりました。


今後は、企画経験を活かし、より多くの商品を通して日本の伝統技術を世界に紹介する仕事をしていきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。
以上。

夏川の回答・解説

どういった構成になっているか?

△△株式会社採用担当者様
岡田由美と申します。
前職では、アパレルメーカーの〇〇株式会社で商品企画を担当しておりました。

提出文

→ 抽象的な文章

入社3年目に企画した藍染めのワンピースがヒットし、その後、伝統工芸タイアップシリーズが恒例化することになったため、商品企画責任者を任されるようになりました。

提出文

→ 具体的な文章。職務経歴書に記載しにくい情報があってOK。

今後は、企画経験を活かし、より多くの商品を通して日本の伝統技術を世界に紹介する仕事をしていきたいと思っております。

提出文

→ 上手くまとめています。「より多くの商品」のところは具体的に書いた方が良いと思います。
文章は、意味よりも何かをイメージさせるかの方が大事です。
今まで教えたことをちゃんと使っていたので嬉しいです。構成もしっかりしていますし、文章も読みやすいです。

PREP法について

由実さんは、抽象→具体のシンプルな構成で自己紹介文を作成されましたが、次のステップとして「PREP(プレップ)法」という構成法を学びましょう。

PREP法は、ビジネスで相手を説得するときに使います。
PREP法のPREPとは、Point、Reason、Example、Pointの頭文字を取った用語で、この4つで文章を構成するのが「PREP法」になります。

PREP法を使って自己紹介文を修正してみた

文章も少し修正しています。

修正文

△△株式会社採用担当者様
岡田由美と申します。

私は、商品企画力に自信があります。
商品企画の経験が三年あり、能力が認められて商品企画責任者をやっていました。

入社3年目に企画した藍染めのワンピースがヒットし、その後、伝統工芸タイアップシリーズが恒例化することになったときに表彰されました。

今後は、企画力を活かし、お客様に感謝される商品を生み出し、日本の伝統技術を世界に紹介する仕事をしていきたいと思っております。

解説

△△株式会社採用担当者様
岡田由美と申します。

P 主張

私は、商品企画力に自信があります。

修正文

→ちょっと違和感があって、インパクトのある表現の方が良いと思います。脳は、過去と同じパターンの情報が入ってくると動きません。認知科学。

R 理由

商品企画の経験が三年あり、能力が認められて商品企画責任者をやっていました。

修正文

→どうして商品企画力に自信があるのかの根拠です。内容に関係なく、理由を書くだけで説得力が倍増します。

E 例

入社3年目に企画した藍染めのワンピースがヒットし、その後、伝統工芸タイアップシリーズが恒例化することになったときに表彰されました。

修正文
P 結論(主張)

今後は、企画力を活かし、お客様に感謝される商品を生み出し、日本の伝統技術を世界に紹介する仕事をしていきたいと思っております。

由実さんの返信

読み手が最初の文で食いつくように工夫しようと思います。ありがとうございます。
職務経歴書や自己PRと区別できるように気をつけてみます。

まとめ(自己紹介文の書き方)

自己紹介文では、自分を売り込みます。 何のために書いているかを念頭において文章を作成しさえすれば大きく失敗することはありません。

次の講座は、以下のリンクへ!

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